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2009.06.30

大手総合電機メーカのクラウドメニューが出揃ったかな?

今日、日立製作所が、クラウドメニューのプレスリリースを出していた。これで、国内の大手総合電機メーカのクラウドメニューが出そろったかな? 

【国内電機メーカ系】

【外資系大手、その他】

  • IBM
    ワールドワイドで、企業向けのプライベートとパブリック(アウトソーシング含)の両面のクラウドメニューを用意しているが、国内事例紹介は、アウトソーシングがほとんど。堅実、着実、マイペース、ワールドワイドに、x86, PowerPC, System z, System s等と幅広い仮想化&クラウド化を推進しているって感じ。創始者の軍隊仕込みが発揮されているという感じかな? 最近、パブリッククラウド向けの従量課金のサービスも始めるらしい。
  • Microsoft
    Microsoftは、Paasに相当するサービスとして、Azure Serviceと、Saasとして、Office Liveをリリースしている。業務システム向けには、開発環境のサービス提供、デスクトップ向けはOffice環境のサービス提供と、今までの住み分けを維持するように、あくまでも黒子的にサービスを提供するのかどうか、興味深い。
    2009年12月開催のSaas World 2009の講演にて、また、Databse as a Serviceとは別と思うが、Data as a sirveseのベータ公開が紹介。こでは、NASAの観測データなどのコンテンツ(データ処理の元になる数値データ)の提供さービスになるようだ。
  • HP
    最近、コンサルも始めた模様。まあ、クラウド向け製品は、良いものを作って並べて、お客様に、スペック表を見比べてもらうだけでは、購入まで至らないということかな。まあ、製品の組み合わせ技が、複雑(シュール?)になり過ぎて、購入者側が、何のために何を買っているのかを理解出来なくなったと言った方が正しいかもしれない。最近、米国EDS(運用管理分野)の買収に続き、日本EDSの買収も完了したようだ。
  • 日本ユニシス
    ほとんど、Cisco Nexus7000 の宣伝みたいですね。現在、NASを利用しているようですが、今後、Cicso Nexus 5000も入れて、FCoEも利用できるようにするのかどうか、興味深い。今だと、物珍しい製品だが、NetAppのストレージ製品は、CEEで直結できるものもある。そのようなストレージ製品も採用して行くのかしら?
  • セールスフォース・ドットコム(CRM Saas)
    CRMというよりも社内向けの情報交換で使われるケースがうけている模様
  • Adobe
    アドビも、最近、Adobe PhotoshopのSaas(画像レタッチソフト)や、FLASHベースのAdobe SCENE7のSaas(Webパブリッシング用部品)の提供を始めている。色々、ソフトウェア製品を持っている会社なので、Saasのネタは、尽きないかな。Adobe AcrobatのSaasもありえるが、確か、これは、幾つかのパートナー会社が、それそれのパートナーから、提供済みかな。
  • CISCO(クラウド向けのユーニークなブレードサーバ出してきた)
    CEEって、こんな使い方すんの? 気が付かなかったよ(^^;。
  • EMC(Atoms/Atoms online, VMware)
    VMwareの親会社なんで、結果論として、競合他社も含めて万人がサポートしている。クラウド向けのストレージ装置って、物理的な装置のスケーラビリティ(拡張性)と、ボリューム容量仮想化で対応するってこと? 前者の拡張性って、広いレンジを網羅しても、何年スパンの増設が当てはまるとか考えると、その寿命はとか、疑問も残るよね。拡張性よりも、必要な規模の導入に対して価格がある程度スケーラブルになるの方のメリットかな。親会社がどこでも、ベンダは、顧客志向において誠実な製品やサービスを追求しくことにかわりはない。
  • 総務省「スマート・クラウド研究会」
    今月7月から始まるらしい。これは、霞ヶ関クラウド関係かしら? 個人的な愛称だが、「かすみん」って感じで呼んだら、漫画家に怒られるかな(^^;。元請け、下請け、孫請けの連鎖によって、大雑把に粗利率(一般的に粗利率が50%を切るSIや装置販売が多いとすると)で、貨幣流動性から数倍の経済効果が期待出来るかな? また、赤字にならない前提の純益の比率で考えると、何十倍の経済効果とも見ることもできるね。ちなみに、総務省系の今年度の補正予算(案)概要は、 http://www.soumu.go.jp/main_content/000019654.pdf かな。最終的には、どうなったのかしら?
  • オープンガバナンスクラウド・コンソーシアム(OGC, 2009年6月発足)
    これは、e-Japan戦略で構築される政府系システムのオープンスタンダード化を推進していた「オープンスタンダード・コンソーシアム」(OSC, 2004年発足)の転身らしい。メンバの内訳をみると、一種の利害団体とも見える。多分、外資系も、霞ヶ関/行政クラウドへの参入の足掛かりにと、集まってきているようだ。まあ、トータルで良いクラウドが構築されることを要望しておきます。
  • グローバルクラウド基盤連携技術フォーラム
    2009年12月開催のSaas World 2009の講演で知ったが、「クラウドシステム間の連携インタフェースやネットワークプロトコル(通信方式)の標準化を推進し、より信頼性の高いクラウドサービスの実現等を目指す」団体らしい。
  • Dell
    IT Pro Expo 2009のパネルディスカッション「EnterprisePlatformの明日〜ビジネスに貢献する情報システム基盤を求めて」(2009/10/23)で、今までのM&Aの成果として、今後、運用管理のSaasを提供していくという発言もあった。
  • Amazon
    Virtual Private CloudとRelational Database Serviceの2つのサービスの紹介があり、エンタープライズ向けの強化に注力してきている。また、Symantecとのコラボで、Endpoint Protectionを、EC2で利用可能にするなど、セキュリティ面の底上げもしてきている。国内向けの展開は不明だが、薄利多売戦略のAmazonは、大きな波を起こす可能性も大きい。(2009年12月開催のSaas World 2009講演)

あと、国内のISP/キャリヤ系(NTTデータ、KDDI、ソフトバンク、、、、)だと、どんな感じになっているのかしら?

(後日追記) 2009/7/1は、東京有楽町の国際フォーラムで開催のNext Generation Data Center 2009 & OpenSource WORLD 2009のセミナ聴講と展示会見学してます。初回の基調講演である前川徹教授(サイバー大学)の講演は、なかなか、興味深かい。Saas事業者の原価構造のシュミレーションと、実際の事業者との比較などあった。ユーザ数の規模の論理を顕現化させるための費用が大きな部分を占めるなど、かなり特徴的だ。多分、この特徴を許容するために経営改革ができない企業では、事業参入しても失敗するだろう。

09070101 IBMの基調講演では、主に、IBMクラウドのプレゼンであったが、今回、System z(zクラウド)とSystem s(リアルタイムのデータマイニングに対応)を、強調していたかな。

後、プレスリリースの翌日になるが、日立からクラウドメニュー紹介の講演もあった(左写真)。

NetAppの講演では、NetAppは、NASで大分、有名になっているが、ストレージ製品としては、FC, iSCSI, FCoEと幅広いインタフェースを提供しているし、ストレージ装置の機能としても、色々な特徴機能があるので、クラウド構築にも、是非とも、特徴機能の活用の検討も、お願いしますなどと発言があった。これは、ハードメーカ共通の希望と思われる。せっかく用意している目玉機能が、クラウドで、霞んでしまうのでは、作り手としては、張り合いもなくなるのは、人情だろう。でも、クラウドを、タクシーのサービスと考えれば、しっくりくるようにも感じている。例えば、日常、あまり意識していないと思うが、大衆車が大半のタクシー会社と、高級車が大半のハイヤー会社という観点。更に、リムジンが大半のタクシー会社、ベンツが大半のタクシー会社、フェラーリが大半のタクシー会社と、それぞれ、タクシー会社が、1種の雲で、それらが、集まって、大きなタクシー雲を作っている。タクシー利用者は、目的や質を基準に、タクシーを拾ったり、呼んだりしている。ベンツを選ぶ利用者は、交通事故が起きても車体がつぶれない強度があるなど期待しているだろうし、フェラーりを選ぶ利用者は、その車体のかっこよさを期待するだろう。また、乗り合いバスを使う人もいれば、タクシーを使う人もいる。つまるところ、クラウドといっても、利用者には、往々に、それなりのこだわりがあると思うので、それにヒットする製品(クラウドも更なる顧客志向)を追求するべきなのだろう(余談)。

さて、展示会では、マクニカネットワークス社のブースで、イスラエルのMellanox社のBridgeXシリーズ(IP/FCoE/Infiniband/CEEのハブで、スイッチ機能なし、40GbE対応)と、ConnectXシリーズ(CNAカード)の新製品展示が、目に付いた。これって、何かに似てるよね? なんだったけ?

後、余談だが、IBM社ブースで、新製品「CloudBurst」の筐体の色が、IBMカラーのダークグレーでなく、菫色である理由を聞いてみた。応えは、CloudBurstの開発元のベンダ(IBMが買収)のカンパニーカラーを採用したとのこと。買収前の製品としては、他にも色々な色の筐体があったとのことだ。しかし、この菫色をみると、sgiのワークステーションを思い出してしまうのは、私だけ?

全般的な印象として、展示会に、RedHat, Suseなど、Linuxディストリビュータの出展が無かったので、何となく、物足りない感じだった。Suseのカメレオンの縫いぐるみが欲しいのだが、通販ないのかしら?

(後日追記) 色々と、クラウドコンピューティングで盛り上がっているところもあるのだけれど、最悪、雲が、不正サイトの隠れ蓑になるようなことは、是非とも、避けて欲しいので、何らかの認証基盤を前提にするのが良いのかもしれない。この方法には捕われず、悪用されない仕組みも併せて、検討していただくよう、お願い致します。

(後日追記) いつの間にか、結果論だと思うけど、HP Matrix, CISCO&EMC vBlock, IBM Cloudbrust, CTC&Xsigo&Hitachiと、同じような価格帯に並ぶ,クラウド向けハードウェアスイートというべきか、色々、製品が出ている状況になっている(2010年2月)。

(後日追記) 手前味噌だが、クラウド関係で出願した特許は、下記ぐらい。。

  • 特開2011-081579 「ITシステム仮想化における仮想リソースのシステム運用管理方法およびシステム」
  • 特開2010-257008 「仮想ストレージ装置を管理する管理サーバ装置及び仮想ストレージ装置の管理方法」
  • 特開2009-230381 「ストレージシステム及びボリューム割当方法並びに管理装置」

(2011年4月)。

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昨日10/28のIT Pro Expo 2009のパネルセッション「EnterprisePlatformの明日 〜ビジネスに貢献する情報システム基盤を求めて」のパネラは、NEC、デル、日本IBM、日本ヒューレット・パッカード、日立製作所、富士通、レノボ・ジャパン。Enterpriseは、「進取の気性」などという意味もある、「企業」という意味だけではない。EnterprisePlatformとしては、「進取の気性」のある「企業」に向けたPlatformと解釈。議論の大枠は、EnterprisePlatformとして、コアー業務で使えるクラウドに向けた機能強化が必要なこと、サーバ仮想化技術で、プラットフォームの単純化がなされてきていること、TCOの大分(70%〜80%)が、運用/管理/保守に当たれていて、この軽減に注力して行く必要があること、標準規格(独自の規格で顧客を囲い込むのでなく)の上で、フェアーに競争すること、社会インフラへの適用に向けたネットワーク(キャリヤ通信網)強化も必要性などが上がっていた。
あと、同日の別の講演「インフラクライシスを超えて」になるが、公共投資の内訳も、2030年以降には、維持費が予算を超えるとの予想が出されていたのでITに対するブレークダウンとして、維持に関わる運用/管理/保守の費用軽減の努力は、急務になってくると思われる。

投稿: Digi-P | 2009.10.29 06:39

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